天気による関節の痛みはなぜ起こる?
- 1 日前
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「天気が悪い日に膝が痛む」
そんな経験はありませんか?
特に40代以降になると、
「天気が悪くなると関節が痛む、古傷が痛む」
という人は少なくありません。
これは単なる“気のせい”ではなく、
気圧の変化により起きた体の変化によるものです。
では実際に体では何が起きているのでしょうか?
①天気(気圧)で関節が痛くなるのはなぜ?
台風や雨の前は、気圧が低下します。
すると、体の外からかかっている圧力が弱くなり、身体の中の組織はわずかに“膨らみやすい状態”になります。
特に影響を受けやすいのが、
関節包
筋膜
血管
内耳
関節液や組織液(間質液・リンパ液)
など、水分の多い組織です。
変形性関節症など炎症がある関節では、
痛みが無くても関節の中に水がたまり、腫れていることがあります。
そこに低気圧が重なると、関節の中がさらに張りやすくなり、神経が刺激されて痛みが出やすくなると考えられています。
また、普段からむくみやすい人も、気圧変化によってさらに水分がたまりやすくなり、組織や神経が圧迫されることで、痛みや重だるさを感じやすくなると考えられています。

【参考論文】
気象と変形性関節症の痛みの関連性
Associations between weather conditions and osteoarthritis pain: a systematic review and meta-analysis
PMCID: PMC10120534
関節リウマチの症状は気圧と関連する
Terao C, Hashimoto M, Furu M, Nakabo S, Ohmura K, Nakashima R, et al. (2014) 空気圧と関節リウマチ滑膜炎の逆相関. PLoS ONE 9(1): e85376.
②気圧による体の変化の仕組みをわかりやすく

通常は、外からの気圧によって身体は軽く押さえつけられた状態です。
しかし低気圧になると、
外からの圧力が減る
↓
身体の組織が少し広がりやすくなる
↓
水分がたまりやすくなる
(間質液・リンパ液など)
↓
むくみが起こりやすくなる
と考えられています。
飛行機で耳が詰まるのも似た現象
飛行機で高度が上がると、外の気圧は低下します。
すると、鼓膜の奥にある中耳の空気が相対的に膨張し、鼓膜を押すことで耳詰まりが起きます。
これも「外からの圧力低下」による影響です。
③年齢による痛みやすさの理由
40代以降では、関節まわりの変性が増えやすくなります。
(軟骨の摩耗、半月板変性、椎間板変性、骨棘形成、滑膜炎など)
すると関節内は、
軽い炎症
↓
水腫・関節液増加
が起こしやすくなります。
これが気圧変化に反応して、関節が腫れやすくなったり、痛みを感じやすい原因になります。
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