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少子高齢化と介護人材不足の現実、そして私がやるべきこと

  • 執筆者の写真: 渡邉
    渡邉
  • 9月15日
  • 読了時間: 4分

更新日:9月16日

少子高齢化の影響を大きく受けている分野が「介護」です。


ここ数年、ニュースなどで取り上げられる介護業界の問題を目にする中で、私自身が感じてきたこと、そしてこれから私にできることについて綴っていきます。



介護現場で起きていること


実際に私のジムに通っていただいている介護職の会員様のお話を聞く限りでも、身体的・精神的負担の多さ、人材不足や離職率の高さ、それに伴い残った人の負担がさらに大きくなるなど悪循環が生まれています。



人手不足が続くと採用基準が低くなり、適性が十分でない人材が現場に入ってしまうことも考えられます。ニュースを見ても、暴行・窃盗他、犯罪を目にする機会も多いです。



これら犯罪も介護職のあまりにも大きな負担・ストレスから来ることもあるのかもしれません。



しかし人生最後の拠り所とされる老人ホームや介護で暴行やその他苦痛を受け続けるなんて、自分や家族の身に起きたとしたら...と考えると、決して見過ごせない問題だと感じられるはずです。このような環境は必ず改善していかなければなりません。



介護職の求人倍率(1人に対して求人する企業の数)令和3年まで

※厚生労働省HPより引用




私ができること:介護を必要とする人を減らすこと


私ができることを考えた上でたどり着いた結論。

そもそも介護が必要なければ誰も苦しまないということ。

ご本人も自分の足で歩き健康なまま寿命を迎えられる。

最近では「健康寿命」と言われます。



下の資料の令和4年男性の「平均寿命が81歳」「健康寿命が72歳」だとしたら、72歳からの9年間は不健康な状態(要介護など)とされ、この差が短いほど良いとされています。


※厚生労働省HPより引用



介護予防としての運動


私が、からだ調整ラボができることは、

ひとりでも多くの高齢者が介護を必要としない人生を送れるように、介護予防として

「筋力・バランス力・骨密度の向上」

「姿勢や歩行の改善をして転倒リスクを減らす」

「整体により身体の不調を整え、日常生活での動きをスムーズにする」

ことです。




筋力・骨密度の低下の怖さと運動の必要性


80歳以上にもなると、筋力・骨密度の低下により転倒するとほぼ100%骨折するとも言われており、頭を打って脳出血や頭部外傷ももちろん怖いですが、高齢者でよく起こり怖いのは、大腿骨の頸部骨折(股関節のあたり)で、骨折後にこれをきっかけに寝たきりになったり、様々な合併症のリスクにより、骨折後1年以内の死亡率が15~30%と言われています。


「転倒したきっかけで」です。本当に恐ろしいですね。




ジムを始めるきっかけのひとつと、からだ調整ラボの名前の由来


私がジムを立ち上げるひとつのきっかけとして、高齢者の痛みを取り除きたいことと、健康な体で長生きしてほしい。という大きな理由があります。

そのためカッコつけた名前でなく、シニアの方にもわかりやすい「からだ調整ラボ」という名前にして(KARALABという略称を若者向けに)、シニア割引を取り入れています(65歳以上の方は10%オフ)



当時15年ほど前、初めての接客業としてフィットネスジムで高齢者を指導した時から、とても感謝され、頼られる喜びを感じるとともに、年を重ねた人ほど身体が辛い方が多く、なんとか痛みを取り除きたいと整体や身体の勉強に興味を持ちました。ジムに通っている人はもう毎日のように習慣的に通っている方が多いため、同世代の中でも健康的な人が多いですが、周りの人に見られるような空間で運動することに抵抗があったり、周りと関わりたくない人々は大衆向けのジムは避けるため、他の場所やきっかけも必要だなということを感じました。



その点パーソナルトレーニングでは周りの目を気にせずに、マンツーマン(またはペア)で、個人に必要な運動を選び姿勢・重心まで細かく指導&リスクも考慮して行うため安全に効果的な運動が行えます。




出来ることを一歩から


私一人が出来ることはほんのわずかかもしれません、それでも地域のシニアの方や介護職の方にほんの少しでも影響を与えられたらと思っています。その小さな一歩が、見てくださった方や周りの方々にも良い影響を広げていけたら嬉しいです。



また、今後初めてのシニアの方が通いやすいプログラムも準備しています



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